膨張したリチウムバッテリーを回収できる場所はどこ？捨てることができる施設や注意事項まとめ

膨張したリチウムバッテリーは、見た目には小さな問題に見えるかもしれませんが、実際には非常に危険です。膨張する原因は、バッテリー内部でガスが発生し、外装が膨らむことで生じます。これは、使用過程でのダメージや充電不良、経年劣化によるものです。

膨張したリチウムバッテリーは、発火や爆発のリスクがあり、正しく処分しないとさらなる事故を引き起こす可能性があります。

この記事では、膨張したリチウムバッテリーを適切に廃棄するために、回収可能な施設について説明します。

スポンサーリンク

膨張したリチウムバッテリーの危険性

膨張したリチウムバッテリーは、以下の理由から特に危険です。

• 発火リスク：膨張によって外装が破損すると、内部の化学物質が漏れ、酸素と接触することで発火する可能性があります。
• 有毒ガスの発生：リチウムイオン電池は有毒な化学物質を含んでおり、誤って壊れると有害なガスを発生することがあります。
• 爆発のリスク：膨張が進行すると、圧力が高まり、バッテリーが爆発する恐れもあります。

そのため、膨張したバッテリーはできるだけ早く、安全に処分することが重要です。

膨張したリチウムバッテリーの捨て方は？具体的な回収場所について

膨張したリチウムバッテリーを処分する前に、まずはいくつかの準備が必要です

• 取り扱いに注意：バッテリーを無理に圧迫したり釘で穴を開けたりしてはいけません。これは火災や爆発を引き起こす原因となります。
• 絶縁処理：バッテリーの端子部分（正極・負極）が露出している場合、短絡を防ぐためにビニールテープや絶縁テープでしっかりと覆ってください。
• 安全な場所に保管：処分するまでの間、バッテリーは直射日光の当たらない涼しい場所に保管することが推奨されます。また、燃えやすい物から離しておきましょう。

膨張したリチウムバッテリーを回収できる場所

リチウムバッテリーは一般ゴミとして捨てることができません。適切なリサイクル施設や廃棄物処理施設を利用する必要があります。

以下は、膨張したリチウムバッテリーを安全に捨てられる主な場所となりますが、場所によって対応が違うため、事前に回収が可能か問い合わせされることをおすすめします。

自治体の回収施設

多くの自治体では、リチウムバッテリーを含む有害廃棄物のための特定の回収場所を設けています。自治体のウェブサイトや役所に問い合わせることで、回収日や指定の回収場所を確認することができます。

• 例：東京都の「危険物回収センター」では、リチウムイオン電池を含む危険物を定期的に回収しています。また、地元の清掃局に問い合わせることで、膨張したバッテリーの回収方法を教えてもらえます。

家電量販店のリサイクルボックス

多くの大手家電量販店では、使用済みバッテリーや電気製品のリサイクルボックスを設置しています。これらの店舗では、リチウムバッテリーを適切に処理するための専用設備を持っており、特に膨張したバッテリーも受け入れてくれる場合があります。

• 例：ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店では、小型電子機器用バッテリーの回収ボックスが設置されていることが多いため、膨らんだバッテリーも回収が可能か、事前に確認してから持ち込むといいでしょう。

携帯電話ショップ

リチウムバッテリーは携帯電話やスマートフォンにも多く使用されています。そのため、携帯電話キャリアショップ（ドコモ、au、ソフトバンクなど）は、古いバッテリーの回収サービスを提供しています。膨張したバッテリーについても、適切な処理を行うために回収してくれる店舗が多いです。

専門のリサイクル業者

膨張したバッテリーやその他の電子機器のリサイクルを専門に行う業者もあります。これらの業者は、法令に基づいた適切な処理方法を用いて、安全にリサイクルや廃棄を行います。ネットで「リチウムバッテリー回収」と検索することで、地域の業者を見つけることができます。

処分時の注意事項

• 一般ゴミに出さない：リチウムバッテリーを普通のゴミ袋に入れて捨てることは違法ですし、非常に危険です。必ず専用の回収ルートを利用しましょう。
• バッテリーを壊さない：破損したバッテリーは、火災や健康被害を引き起こす可能性があるため、処分前に物理的に破壊しないようにしてください。
• 回収日を確認する：自治体の回収サービスを利用する場合、バッテリーの種類によって回収日が決まっていることがあるため、事前に確認することが重要です。

膨張したリチウムバッテリーを正しく処理することの重要性

リチウムバッテリーの処分は、環境保護と安全性の両面から非常に重要です。不適切に捨てられたバッテリーは、最終処分場での火災の原因となり、土壌や水質汚染を引き起こすこともあります。

また、私たちの日常生活で頻繁に使用されるリチウムは、リサイクルによって再利用が可能です。

適切な処理を行うことで、限りある資源の再利用にも貢献できます。

リチウムバッテリーを安全に捨てることが出来る場所：まとめ

膨張したリチウムバッテリーは危険な廃棄物として特別な処理が必要です。自治体の回収施設、家電量販店、携帯電話ショップ、または専門のリサイクル業者を利用して、適切に廃棄しましょう。個人や環境に対するリスクを避けるためにも、これらのバッテリーは絶対に普通のゴミとして捨てないようにしましょう。

リチウムバッテリーを正しく処理することは、私たちの安全と環境保護につながる重要なステップです。